【第3回】自称ウリスでアイドル・ディフェンスを世界一使った男のプリンセス・ディフェンス【ブログ】
まずは自分語り
「8エナあるRAINさんには勝てない」
これは実際に対戦中に対戦相手に言われたセリフである……。
8エナ……一見重いこのアーツ
「負けないなら安い」
と使いづけた……。
このアーツがあるからここまで来れた……。
僕を僕たらしめたのは間違いなくこの〈アイドル・ディフェンス〉だった。
そもそも〈アイドル・ディフェンス〉って?
そもそもキーセレクション以降に始めた人はこのカード知らないのでは。
知ってる人は1000文字くらい飛ばしていいです。
大雑把に言えばなんとかのカード
『8エナ払えば1点も食らわない』のである。
なんとオマケ効果で相手がアーツかスペルを使うと5エナ、両方使うと0エナになる!!
強い!!強すぎる‼︎
最初はカードゲーマーの付録だったこのカード
おそらく経緯としては、アーツとスペルを同時に使う理不尽なデッキが横行したからである。
〈劣情の割裂〉+〈喧嘩重来〉
〈一覇二鳥〉+〈ファフニール〉+〈アークオーラ〉
など当時のまだ少ないカードプールでは対処できないデッキの方が多かった。
〈大器晩成〉メタで刷られたであろう〈劣情の割裂〉が理不尽側に回るとはなんとも皮肉である。
そこで刷られた〈アイドル・ディフェンス
〉
割裂重来を完全に無かったことにし、当時ろくな防御アーツが無かった花代や遊月を苦しめた。
2止一覇ファフオーラはなぜか2回打てたのでスピサルやもう一枚場面を除去するカードを要求されたが、十分なメタとして働いた。
しかし、なんとも画期的なこのカードはプレイヤーの頭の隅にチラつき、他のデッキのプレイングにも変化を与えた。
「もしアイドルがあったらスペルやアーツを撃つと負ける」
レベル5カーニバルのようにマルチエナを消すカードも無かった当時、エナにサーバントがあるだけで「もしアイドルがあったら」という思考が牽制として働く存在する事でプレイングを変えるカードになった。
アイドルは卒業するもの
今となってはアーツスペルで軽減と言えば〈炎のタマ〉。
スペル連打でも0エナになるため、スペルで回すデッキにも打てるとして〈アイドル〉よりもメタ範囲が広く、わざわざメタとして〈アイドル〉が採用されるデッキはほぼなくなった。
時代も進みキーセレクションが始まり、オールスターではハナレをメインに使い始めた僕。
僕はアイドルを卒業した。
アイドルからお姫様に
めちゃくちゃ長い前置きは終わり、ここから本題です。
新パック、リンカーネイションにて〈プリンセス・ディフェンス〉が登場。
にじさんじのお三方がイラストのLRアーツ。
効果も〈アイドル〉を思わせるシグニアタックフェイスステップをスキップ。
驚くべきはコスト。
え!?2エナで良いんですか?
もちろん2エナではない
もちろんたった2エナだけでシグニアタックステップスキップ(早口)できるわけがない。
ルリグデッキの2エナ以上のアーツをルリグデッキから除外しないといけない。
つまりアーツ2枚分使ってしまいます。
キーセレクションでアーツ2枚あれば4~5点、多いと6点守れてしまう。
その中で2枚分消費して3点防御はいささか渋い能力な気がします。
トレットも言ってたインサイダーサルベージ
2エナ以上のアーツをなるべく無駄にしない方法。
トレットも言ってた〈インサイダー・サルベージ〉と〈黒点キー〉の組み合わせ。
1番初めに思いついた運用方法です。
とくしたナー。 pic.twitter.com/jACMlR6zSU
— トレットR・O・B(公式)🌈🕒 (@wixoss_kote) May 18, 2020
思ってた通りの問題点
ともあれ使ってみないとわからない。早速ウリスで組んでみました。
そして防御面数を数えてみました。
9点(ディスペア込み)……。
少ないなぁ……。
ウリスなので黒点キーでなくてもいいのですがそれでも10点ぐらいにしかならないのではないでしょうか。
序盤の安定を捨てて初動のキーを抜けば11面に届くでしょうか。
ウリスは耐性やダブルクラッシュなどの強烈な攻めがないデッキです。
早期決着できないデッキで9点は少ない防御面数です。
何より〈プリンセス〉以外の防御のバリエーションに欠けます。
今回のデッキ構築の課題
今回〈プリンセス・ディフェンス〉をウリスで採用するにあたって、クリアしないといけない課題は。
- 防御面数を11面以上にして
- 初動のキーを入れたまま
- 防御のバリエーションを増やす
これらをクリアしたデッキを組んでみましょう。
これでウリスもお姫様
こちらが課題をクリアした〈永遠タマキー〉を採用したプリンセスウリスです。
それではどうやって課題をクリアしたか順を追って見てみましょう。
強いアーツをもう一度使う
まず問題だった防御面数です。
結論から言うと最大値13点防御まで引き上げることができました。
ウリスの場合〈アウェイク〉が3点防御アーツになるので〈永遠タマキー〉で二回打つことで最大値になります。
その場合リーサルは放棄しますが。
このキーを採用、もっというなら〈プリンセス〉を使うためには、白エナが必要です。
白エナ枠として採用したカードを紹介します。
〈羅祝石 ダイヤブライド〉
リンカーネイションで収録された〈ダイヤブライト〉。
一人で2点取れる性能を持っており、一応前にシグニがいても1点通すことができる優秀なアタッカーです。
さらに、下段の自動効果によって「効果付与」や「ダウン」に対して耐性を得ることができます。
LBも強いので文句なしの採用です。
〈コードアンチ ラティナ〉
チャンネルでも激推しした白汎用シグニ。
文句なしに強いです。
〈Wピルルクキー〉相手に喜んで使いましょう。
これで1つ目の大きな課題がクリアできました。
しっかりアドバンテージを稼ぐ初動キー
そして初動キーは〈サポーター 明治&有栖&江良〉を採用しました。
残念ながらウリスはVtuberではないのでスパチャの代わりに1コイン支払います。
上の効果から採用理由を解説していきます。
まず常時効果。
序盤ガードしなくていいので、迷わずマリガンでサーバントを返しましょう。
使う枚数が減らせるので採用枚数も減らすことができます。
前述の白いカードを入れる分、龍獣が減ってしまいました。
しかし、この効果のおかげでサーバントを減らしてその分を補うことができます。
次に自動効果
いくら〈プリンセス〉が2エナといえ、〈アウェイク〉を二回打ったり〈永遠タマキー〉を貼るとなると結構なエナが必要になります。
グロウするたびエナが伸びるこの効果は魅力的です。
最後に起動効果。
3ターン目に使う想定でデッキから〈バハムート〉を呼んでこれる、序盤バニッシュされたカードを拾い場面を立てることができる。
など点数を取ったり、事故を起こしやすい3ターン目を安定して乗り越える素晴らしい効果です。
ここで動きに絡む採用カード
〈幻竜 バハムート〉
3ターン目にコストなしで点数が取れるシグニ。
3ターン目に出るとすごい強い!!……けどその後はそんなに使わなそう……でも3ターン目に使うなら枚数を入れないといけない!!
そんな悩みを解決したのが〈サポーター 明治&有栖&江良〉。
起動効果で確実に持って来れるので枚数を減らすことができます。
〈バハムート〉に限らず、序盤に欲しいけど枚数入れたくないシグニがあるデッキにこのキーはおすすめです。
相手によって使い分けれるアーツ
最後は防御方法のバリエーションです。
かなり広い防御方法ができます。
- 〈永遠タマキー〉のバウンス、ルリグ止め
- 〈リーサル〉の-12000と盾回復
- 〈アウェイク〉の蘇生からの〈アンミラ〉でマイナス
- 〈プリンセス〉のシグニアタックステップスキップ(早口)
このうち2.3は両方撃つことも片方2回打つことも可能です。
〈ギバラ〉が毎ターン出るような相手にはリーサルを2回打つ等、使い分けできます。
これで3つの課題をすべてクリアしました!!
他の採用候補
〈コードVL ルイス・キャミ―〉
にじさんじのコラボカード。
白のアタック時除去付き。
エナが余ればサーチもできる優秀な汎用カード。
トリックなので〈ティアマー〉で〈ティアマー〉を捨てるとなぜか手札に加わります。
イラストが好きなのですごい使いたい。
姫デッキって言うとかわいい
いかがでしょうか。
割と無茶な試みでしたが〈永遠タマキー〉を思い付いた時「これはやるしかねぇ!!」って気持ちで作りました。
皆さんも姫ルリグデッキ作って好きなルリグを愛でてください!
対戦動画は気長に待っててください!!
それでは!!